Performance Unit
作品概要
あらすじ
世界は誰も予期せぬ混迷に想像以上の期間悩まされている
グルメサイトの新入社員はある先輩に悩まされる毎日を送る
その先輩も悩み苦しむ日々を過ごしている
なかだてのジミーはおやっさんに大事なことを言い出せずにいる
ストームキッチンの一号二号はカウンターに並び途方に暮れる
アルバイトの宇宙人は尊敬する地球人に立腹している
そんな中あのウイルスは今日も街を闊歩する
一喜一憂を繰り返す激情の日々…
彼らの決断とは
パフォーマンスユニットTWT第9回公演は、2年ぶりとなるオリジナル戯曲。2017年上演「Nice Buddy~白か黒かはわからない~」のアザーストーリーズとなる今作は、2つの飲食店を舞台にバディたちが繰り広げる七転八倒の物語です。
出演者(五十音順)
井上知優
小林龍世
大西一希
佐藤佑哉
大場真人
滝佳保子
黒澤美澪奈
直江幹太
星野美夢
山本キース孝一
ユ川健介
荻沼栄音
<1,3,5,6>にのみ出演
安藤里紗
<2,4,7,8>にのみ出演
公演(全8回)
2021 12/15(水)-19(日)
12月15日(水)<1>19:00
12月16日(木)<2>19:00
12月17日(金)<3>14:00/<4>19:00
12月18日(土)<5>14:00/<6>19:00
12月19日(日)<7>12:00/<8>16:00
*受付は開場の45分前、開場は開演の30分前 *未就学児童の入場不可
*上演時間は約2時間(途中休憩なし)
会場
シアター711(下北沢駅徒歩8分)
〒155-0031 東京都世田谷区北沢1丁目45−15 鈴なり横丁
http://www.honda-geki.com/docs/map/711-kita.html
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ご挨拶
愛すべき飲食店への応援歌
作・演出:木村孔三
(パフォーマンスユニットTWT主宰)
僕は飲食店の雰囲気が昔から大好きです。
定食屋に町中華、居酒屋にバーに京料理屋や会席料理屋、実によりどりみどりな飲食店。特に出店数などにも規制がないからか、至る所に溢れるように乱立している飲食店。その中でもひっそりと構えている素敵なお店を見つけ出したときの嬉しさと言ったら、そりゃもうニコニコしっぱなしで事あるごとに通ってしまうわけです。
私自身、大学入る前からでしょうか、ずいぶん長いこと飲食店の接客(ホールスタッフ)をしていました。常々感じているのですが、芝居作りと接客、近しいものがあるんです。人を喜ばせる、特別な時間を提供する、英気を養う場所、そしてその環境を作り出し提供する人々。舞台は本番期間が終わればあっけなく終わりますが、飲食店はもしかすると一生もの。だから僕は飲食店の皆様にはいつも敬意を抱いています。
さてそんな飲食店も昨年ごろから続く大きな流れの中で苦境に陥りました。特に個人経営のお店は厳しい決断に迫られたように思います。そんな日々の事を芝居にしようと思いつくのと同時にそんなことをわざわざ舞台にするのもどうかと思ったのですが、日に日に、この日々を彼らを彼らの気持ちを書き留めておきたいと考えるようになりました。
ですから今回はフィクション半分本当半分の、ハンフィクションの物語となっています。つまり登場する店舗は僕にとって特に思い入れのあったお店がモチーフ…だったりもするわけです。もちろん書くからにはTWTらしくユーモア溢れ温かく、前を向ける作品に仕上げます。僕らはいつだって前を向いて進んでいかなきゃならないんですから。
でも今回は見終わった後「久しぶりにずっと行けてなかったあの店行ってみよう」「気になってたあの飲み屋行ってみようかな」なんて気持ちになっていただけたら最高にハッピーだなと思うので、ありったけの愛と情熱を注いで、彼らの日々を創ります。
どうぞ劇場で、その日々とその激情に触れてください。
スタッフ
■作・演出:木村孔三
■振付:三森渚
■照明:石塚瑛美
■美術:いとうすずらん
■音楽協力:西川裕一
■音響:おにぎり海人
■舞台監督:小黒亜衣子
■裏方協力:西岡若菜・松本涼之介・上村絵梨果
■宣伝デザイン:竹内聖
■制作協力:スワット事務所
■企画・プロデュース:木村孔三
■主催:パフォーマンスユニットTWT